世代別トリセツ_バブル世代

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こんにちは TOMです。

「最近の若いもんは常識がない」、「老害が日本を駄目にした」など、世代間にギャップを感じている人は多いと思います。

古くは、古代ギリシャ時代から「最近の若いもんは・・・」と言う記述があるくらい、世代間のギャップは時代を越えた問題のようです。

特に最近は、生まれた年代毎に特色があり、”団塊世代”、”バブル世代”や”ゆとり世代”など名前が付いているくらいです。

今回はその中でも、”バブル世代”の特色についてご紹介します。ちょうど50代以上が”バブル世代”にあたりますので、会社での付き合い方のご参考にして下さい。

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バブル世代とは

「バブル世代」は、1965~69年頃に生まれた世代を指します。日本がバブル経済であった86~91年頃の時期に、社会人となった人達が多く、企業も大量採用した時期でもありますので、社内比率も多くなっています。

この時代を代表する広告として、「24時間戦えますか」で有名な栄養ドリンク剤があります。この大ヒットに見られるように、長く働くことが美徳とされていた時代です。

また、接待ゴルフや接待麻雀など、勤務時間外でも仕事の付き合いを優先することが求められていた時代でもあります。

特に飲み会は仕事の延長線上に位置付けられ、コミュニケーションを図る「飲みニケーション」を大切にしていました。普段、会社では言えない仕事に関する話や、相手に思っていることを打ち明けられる場として、重要なものと捉えています。

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バブル世代に多いとされる特徴

バブル世代の人達に多く見られる特徴を紹介していきます。

〇消費を好む傾向

バブル世代はお金の回りがよい時代を経験しています。就職も売り手市場で、学生を囲い込むたに海外旅行や高価な手土産などをもらった経験がある人もいました。また新卒でも100万円を超える給料をもらう人もおり、使った分よりリターンの方が多いため、高いものでも惜しみなく買う人が多かったのです。そして、ブランド物や高級サービスを好む傾向があります。自分に合っているかより高いものほどよいといった価値観があります。

たとえば、車はステータスを示すものとされ、スーパーカーブームが起こるほど高くてカッコいい車が人気となりました。銀行もほぼ審査なしで融資してくれましたので、若い人でもローンを組んで車を購入することが多かった時代です。このような時代背景もあり、消費を好む一面を持った人達が多いと言えます。

〇自信家が多く、会社への忠誠心は高い

1986~91年頃のバブル入社組は超売り手市場を背景に、実力以上の会社に入社できた人も多くいました。また同期が多く、年功序列が色濃い時代の為、常に周りと競い合っていた時代です。そのため、大手に入社しただけでなく、その中でも早く出世した人は「自分はすごい」「自分は優秀だ」と自信にあふれていることが多い傾向にあります。

自分に自信があるため、新しいことにチャレンジすることに積極的で、環境変化に対応できることや、失敗をあまり恐れないという特徴も見られます。

また、当時は終身雇用が当たり前の時代で、頑張った分だけ見返りのあった時代ですので、会社に対する貢献意欲が高く愛社精神も強い面があります。

自信家で見栄っ張りな特徴もありながら、会社のために身を粉にして働くことを厭わない世代と言えます。

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バブル世代の社内での特徴

バブル世代の人達は、会社でどのように振舞い、どのような特徴があるのかを紹介します。

〇パワハラ上司になりやすい?

バブル時代にもパワハラ上司がいましたが、あまり問題視はされていませんでした。当時の日本社会は、パワハラを受けても我慢して頑張れば、昇給や出世といった見返りが多く、退職者も多くありませんでした。

また、職場のハラスメント意識やメンタルケア意識も低く、うつ病が認識されてみ、それは当人の「精神力が弱いから」という程度の認識でした。

このような時代を経験してきた人達が、今では部下や後輩を指導する立場になり、パワハラまがいの指導をしてしまいます。

特に、これまでのやり方で成功してきた人ほど、自分のやり方は正しいと思い込み、部下や後輩にやり方を押し付けることで、パワハラ上司になってしまうのです。

〇働かないおじさんも多い?

以前の記事にも書きましたが、同期が多く、年功序列と終身雇用でここまでやってきた人の中には、仕事ができず、昇進できないままの人も一定数おります。

そう言った人たちは、働かないおじさんとして、社内にいるだけの存在になっている人もいます。

会社員としての人生を過ごすうちに、自分の成果や努力が認められないまま、定年までのカウントダウンが始まりましたので、モチベーションは下がり、逃げ切る段階に入っている人達です。

バブル世代と下の世代の価値観の違い

日本が経済的に潤っていた時代を知っているバブル世代と、バブル崩壊後の停滞期を過ごしてきた、下の世代では、価値観が対照的になっています。

ただ、それぞれの時代を生きてきた人達には、時代の背景も影響した価値観の違いがあります。まずはこの事実を受け入れることが、バブル世代とうまく接していける入り口になります。

〇性質の違い

下の世代、特に就職氷河期世代は、就職するために学歴や資格を取得しストイックでひたむきなタイプが多く、プライベートを優先するのに対し、バブル世代は楽観主義で、資格より愛嬌やコミュニケーション重視し、会社を優先します。その為、価値観の違いから折り合いが悪く、対立が激しいと言われています。

就職氷河期世代はとにかく慎重で、根拠に基づき行動します。それに対し、バブル世代は大風呂敷を広げ、どんぶり勘定で考えるので、反りが合いません。

また、大量採用で実力以上の会社に入社してきたバブル世代の人に対し、その下の世代は実力以下の会社にしぶしぶ入った人も多く、見下しがちになることもあります。

〇仕事へのアプローチの違い

バブル世代の家庭は、男性が働いて女性が専業主婦になるという形が多い時代です。そのため、男は仕事をするべきだという考えが強く、家庭よりも仕事を大切にする風潮がありました。

しかし、核家族化進み、共働きの家庭が増えた下の世代では、男性も家事や子育てに参加する機会が多くなっています。残業をせずにすぐ帰る若い世代に対し、あまりいい気がしないバブル世代もいます。

また、昼間は職場でタバコ会議、夜は飲みにケーション、休日はゴルフ場で商談と言った、「タバコ、酒、ゴルフ」のコミュニケーションツールを駆使して仕事を取ってきたバブル世代と、タバコを吸わず、酒も飲まず、休日は家でまったり過ごす下の世代とでは、仕事とプライベートに割く時間の割合が異なります。その為、仕事後の飲み会に来ない下の世代は、バブル世代から見れば物足りなさを感じることもあります。努力しても報われるとは限らない低成長の時代に置かれ、終身雇用の崩壊も目の当たりにしてきた下の世代は、会社のために働くことよりも、ワークライフバランスを重要視する人が多くなります。

最後に

バブル世代と下の世代では、同じ職場で働いていても、社会人になった時期の背景が大きく異なるため、そのギャップはお互いのことが理解しづらいほど深いことは認識しておきましょう。

価値観が正反対の為、お互いに正しいと思った行動していても、意見が合わない事も多くあります。

今回の記事を参考に、バブル世代についての理解を深め、上手な付き合い方を探って下さい。

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