こんにちは ＴＯＭです。
以前ビジネスパーソンのメイン世代である、「バブル世代」、「就職氷河期世代」、「ゆとり世代」それぞれの特徴についてご紹介してきました。
今回はそれぞれの世代間にギャップが生じる理由と解決策をご紹介したいと思います。
・バブル世代（1965 – 1970）
・就職氷河期世代（1970 – 1982）
・プレッシャー世代（1982 – 1987）
・ゆとり世代（1987 – 2004）
職場にはさまざまな人が働いており、社員間の年齢が親子ほども離れていることが普通にあります。さまざまな年代が働く職場においては、ジェネレーションギャップが発生し、業務を進める上でマイナスの影響を与えていることも多いです。ビジネスの現場で、どのようなところで世代間のギャップが発生しているのか、今回の記事を参考に日頃の付き合い方を見直し、円滑に業務ができるようにして下さい。
育ってきた背景の違い
技術の進歩と変化: 技術の進歩は非常に速いものであり、異なる世代はそれぞれが異なる技術環境で育ってきます。
このため、特に高齢世代と若年世代の間で技術に対する理解や利用方法に違いが生じることがあります。
解決策としては、相互の理解を深めるために、若年世代が高齢世代に技術の使い方を教える機会を設けることや、高齢世代が若年世代から新しい技術のメリットを学ぶ機会を設けることが重要です。
世代間のコミュニケーションの欠如: コミュニケーションスタイルやコミュニケーションツールの進化により、異なる世代は異なるコミュニケーション方法を好みます。
解決策としては、異なる世代間でのコミュニケーションを促進するためのフォーラムやイベントを開催することが有効です。
また、相互の意見を尊重し、対話を通じて共通の理解を築くことも重要です。
価値観と社会的な変化: 社会は時間とともに変化し、異なる世代はそれぞれが異なる時代背景や社会的な価値観を持っています。
これが世代間ギャップの原因となることがあります。
解決策としては、相互の視点を尊重し、異なる価値観や意見が存在することを認めることが重要です。
敬意をもって対話を行い、相互理解を深めるための機会を設けることが有効です。
教育や職場環境の変化: 教育や職場環境の変化も世代間ギャップの原因となることがあります。
ジェネレーションギャップが生まれる理由は、育ってきた背景の違いが大きなウエイトを占めています。
例えば、「バブル世代」の人は固定電話、公衆電話、ポケベルと言った連絡手段を経て社会に出ているので、直接の対話を好みます。
対して「ゆとり世代」は、携帯電話（ガラケー）でのE-mail、スマホでのSNSと言った連絡手段を経て社会に出ていますので、対話よりSNSやチャットツールを好みます。
むしろ若い世代にとって電話は面と向かって話すと同義語になっています。
連絡手段の認識一つとっても、育ってきた背景の違いで、好みが分かれます。
その為、現在主流になりつつあるテレワークも、上の世代ほど抵抗感が強くなる傾向にあります。
仕事における世代間ギャップ
上の世代は滅私奉公で仕事をすることを美徳とし、上司の為に忠義を尽くして働きます。
これは、終身雇用や年功序列で安定した生活を得られる代わりとして会社に尽くす人が多かった為と考えられます。
対して下の世代は自分のやりたい仕事だけをする傾向にあります。
バブル崩壊後の日本社会に置いて、会社に身を捧げてもリターンが得られない現実を目の当たりにした世代は、特に自分中心に物事を考える傾向にあります。
たとえば、下の世代の人に雑用をお願いしても「私の仕事ではありません」と答える人がいます。
世代間での特徴を理解し合う
上の世代から下の世代は、「何を考えているか分からない」、「付き合いが悪い」等々悪い印象を持っています。
しかし、下の世代は厳しい時代しか知らない世代です。そんな時代背景とテクノロジーの進化の中で育ってきた世代は、上の世代にとって未知の世界の住人なので、ギャップが生まれるのも仕方ありません。
仕事の仕方でも上の世代は言われた事を黙ってやるのが美徳でしたが、下の世代は、仕事の目的を知りたがり、それをする意味を理解しないと仕事に取り組みません。
上の世代、「いちいちうるさい奴だな」と思わず、丁寧に説明することでお互い円滑に仕事を行うことができます。
対して下の世代から上の世代は、「酒、タバコ、接待」と言った昭和の営業スタイルをイメージしており、古臭いと感じております。
また、会社の為に働くのが当たり前と考え身を粉にして尽くしてきた人が多く、くたびれた印象も持たれております。
下の世代の人は、上の世代の人が、がんばって働いてきたおかげで今の会社があると理解し、自分の糧となる知識を吸収しましょう。
様々な情報にアクセスする手段を持っている下の世代の人は、貪欲に上の世代を利用する気持ちの方が良い作用が生まれると思います。
ジェネレーションギャップをなくすのではなく、違いを楽しもう
学校とは違い、会社は様々な年齢の人が一緒に働くコミュニティ空間です。生まれる前からその会社で働いていた人もいるくらい時代が違いますので、ジェネレーションギャップが生まれるのは当たり前です。
ジェネレーションギャップをなくすのではなく、むしろ違いを楽しむ空間にした方が建設的な議論もできると思います。
その為には、互いの理解と尊重が大事です。他の世代に自分の考えを押し付けたり、否定したりせず、「そう言った考えもあるよね」、「その意見面白ね」と違いを楽しみましょう。
子供の純粋な意見が、面白ろかったり、お年寄りの昔話しにワクワクした経験もあるかと思います。
それを思い出して、今の社会を楽しみましょう。
最後に
ジェネレーションギャップは必ず存在する物です。
「最近の若いもんはなってない」、「頭の固いじじぃが」とお互いいがみ合うのではなく、協力し合う事が大事です。
その為には、上の世代の人は、古い価値観に囚われず、お客様に接する気持ちで話し掛けましょう。
そして、下の世代の人は頭ごなしに毛嫌いせず、話しを聞く姿勢を持ちましょう。
お互いを尊重し、理解し合うことで、楽しい社会を実現できると思います。
