今の時代に必要な管理職の能力は、部活のマネージャー力である

上司と部下
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こんにちは TOMです。

ワークライフバランスや多様性と言った働き方にシフトしている時代に必要とされる管理職の能力と聞いてあなたなら何て答えますか?

新たに課長や部長といった役職者となった方だけでなく、長年管理職として活躍されている方の中でも、明確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。

企業によって求められる能力は異なりますが、私が考える「今の時代に必要な管理職の能力」は、ズバリ部活の「マネージャー」力です。

会社と言うチームがより大きな成果を上げるために、選手=作業者のケアを行い、監督=経営者の意思を伝える、そんな能力が必要です。

今回は、「今の時代に必要な管理職の能力」について説明すると共に、部下との接し方が分からないと言った悩みを抱える方に向けた記事にしておりますので、ご参考になれば幸いです。

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なぜ部活のマネージャー力が必要なのか?

ひと昔前の管理職は、パワハラまがいの指導と頭ごなしの指示で部下を動かしていました。それでも、終身雇用と年功序列賃金が維持できていたので部下のモチベーションは保たれ、組織は回っていました。

しかし、終身雇用が難しくなり、給料も上がらない今の時代に同じように部下に接していては、部下が去っていくようになります。 部下が辞めていくと上司である、あなたの評価は悪くなり、マネジメントの資質を問われる自体となります。そうならない為に今の時代には、部活の「マネージャー力」が必要なのです。

高校の部活動における、マネージャーの仕事を想像して下さい。

・選手の飲み物や食べ物の準備

・選手の試合データ集計

・練習のサポートやケガの対応

・ユニフォームや道具の洗濯

・監督からの指示を伝える etc

選手が試合に集中できるよう縁の下の力持ちとなって支えて上げるのが、部活のマネージャーの仕事です。

選手=現場で作業する部下が、仕事に集中できるように、サポートして上げ、日々の成果に対しフィードバックを行い、監督=経営者からの方針を伝える。これが今の時代に求められる管理職です。

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管理職に必要な2つの能力

「マネージャー」力の中で特に大事なものが「目的の共有」と「部下の育成」の2つです。

①「目的の共有」

組織のパフォーマンスを上げる為には、部下が自立して働いてくれる必要があります。

その為には、「目的を共有」する必要があります。目的の共有には「報連相」が大事です。「報連相」は部下から上司に行うものだけでなく、上司から部下へも行う必要のあるものです。

相互に「報連相」を行い、「目的を共有」することで、チームの向かうべき方向を見失わずに進むことができます。

例えば、打撃力がなく、試合に勝てないチームに「黙って素振りだけしていろ」と指導した所で、チームの勝率は上がらないからですよね。そもそものチームが勝つ目的を共有しないと、選手一人一人の意識が変わらないです。

また、部下と「目的を共有」すると同時に権限も与える必要があります。方向性が共有できても、進み方に制限があると自立した人材にはなりません。好きなように進める権限を与え、トラブルが発生したら一緒に解決して上げるのが必要な能力です。

②「部下の育成」

部下の育成も管理職の重要な役割です。部活動のチームが勝つ為には、チームの結束の他に、選手自体のスキルを上げていく必要がありますよね? それは会社組織でも同じ事が言えます。

その為に必要なことは、日頃から部下の仕事を観察し、定期的なフィードバックを行うことが大切です。

フィードバックを行う際は、長所に注目し長所を伸ばす為にはどうすべきか、その長所をチーム内で活かす為には、どのポジションが適しているかを話し合って下さい。

例えば、足は遅いが長打力に魅力のある選手に、盗塁の練習をさせてもチームの勝利に貢献できる可能性は低くなりますが、持ち前の長打力を伸ばしクリーンナップに置くことでチームに貢献できる確率はアップします。そのような育成を行う為にはより選手に近く選手と一緒になって汗を流す、部活のマネージャーの立場が適しています。上からの指導ではなく、横からの補助で部下の長所を伸ばしていく、これからの時代の部下育成法を目指して下さい。

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嫌われる上司の4パターン

管理職として必要な能力について書きましたが、次にできない管理者のパターンもご紹介します

1.自分の立場を守ることしか考えてない

問題が発生した際に責任から逃げる上司は嫌われてしまいます。

プロジェクトの進捗や状況把握は上司の仕事の一つであり、最後は責任を取る為に存在しているのですから逃げる事は言語道断です。

また、問題が発生した際に部下を怒鳴りつける上司もいますが、怒鳴っても問題は解決しませんし、部下から嫌われるだけです。部下と一緒になぜそのようなことが起こってしまったのか解決することが重要です。

2.部下をえこひいきする

管理職であっても人間ですから、生理的に合わない部下もいるでしょうし、妙に気が合う部下もいると思います。

ただ、特定の部下をえこひいきするとチームの士気が下がります。ましてやそれが評価に影響を与えてしまうと、チームがバラバラになってしまいます。話し方や接し方など部下への対応は皆平等かどうかを常に意識しましょう。

3.言う事が毎回違う

仕事をする上で上司の言う事が毎回変わってしまったら部下たちは、進むべき道を見失ってしまいます。

上司は一貫性を持って組織を引っ張らなくてはなりません。ただ、上司自身が間違った判断をした時には、素直に間違いを認め、言う事を変える必要があります。

4.口だけ出して自ら動かない

仕事を部下に丸投げして文句だけは言う上司は嫌われます。

部下に仕事を振るのと丸投げするのは違います、部下が仕事に対して困っていたら、サポートを行い、プロジェクトが無事完了したら部下の手柄にする、それが部下から慕われる上司です。

最後に

管理職は目標達成の責任、部下の労務管理、プロジェクトの任命責任と言った様々な責任が伴います。

それだけでも、かなりの重圧がかかり大変な職務ですが、加えて今回記事にしたような能力を発揮できるようになると更なるステップアップが期待できます。

理想の上司とは「優しいだけ」「面白いだけ」では務まりません。部下を育て、勝てるチームにしていく必要があります。

今の時代は、多様性が求められています、部下に寄り添いながらも違う立場に立つ、そのイメージとして部活のマネージャーを例にしました。これが正解だと言える物がない時代に、少しでも皆さまもヒントなれば幸いです。

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