こんにちは TOMです。
私は大手東証一部グレー企業⇒東証一部ブラック企業⇒東証一部ホワイト企業の順で転職していき、ブラック企業に入った際に、良い企業と悪い企業についてとことん調べました。
そんな私が製造業向けの良い会社と悪い会社の見分け方る簡単だけど意外なポイントをお伝えしたいと思います。
良い悪いの価値観は、人それぞれ違いますが、私の考える良い企業の基準は従業員を大事にしてくれる会社です。
工場は高品質な物を作る事がお客様を大事にする事です。高品質な物を作る為には従業員を大事にする必要がありますので、従業員を大事にする=お客様を大事にすることです。
皆さんには最初から良い企業に入ってもらいたいと思いますので、今回の記事を参考にして下さい。
良い企業の条件はなんだと思いますか? 給料が高いこと?残業がないこと?
私が考える良い企業と悪い企業を見分ける意外なポイントはズバリ、”トイレ”です。
ではなぜ、”トイレ”が企業の良し悪しを見分けるポイントになるのか詳しく説明していきます。
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なぜ”トイレ”が見極めのポイントなのか
なんで”トイレ”で会社の良し悪しが分かるのか疑問に思うかたもいらっしゃるろ思います。
私自身ブラック企業に入るまで、特に意識していなかったのですが、”トイレ”には明確な差が出るなと気付きました。
自分の住んでいる家のトイレを想像して下さい。古くて暗くて寒いトイレに行きたいですか?
会社は1日9時間以上過ごす場所であり、第2の家といえる場所です。そんな第2の家のトイレは快適な方がいいです。
製品を作る上でトイレは直接影響を与える設備ではありません。経営者目線だと単なるコストになります。経営者的には極力コストは掛けたくないと思いますよね?なのでトイレは経営者の従業員に対する扱いが顕著に現れます。
掃除もしていない汚いトイレは論外ですが、照明が暗く、温水便座ではない、従業員の人数に対して個数が少ない工場は従業員を大事に思っていない可能性が高くなります。
”トイレ”の確認箇所
では具体的にトイレの確認箇所を3点お伝えします。
①:個室トイレの便座が温水便座であるか?
最初の確認ポイントは便座です。温水便座は今や各家庭でも標準設備になりつつありますね。これじゃなきゃトイレに行けないって人もいるかと思います。
古い工場のトイレだと各個室に電源がなく、水道管の工事が必要になるので何気にお金がかかります。
トイレ自体が古くても、工事までして温水便座を設置してくれるのは従業員を大事にしている可能性が高いです。
②:男女別であり、特に男性用小が10~30人に1台くらいの割合、大が20~40人の割合であるか
2つ目のポイントは個数についてです。
工場とはいっても女性も働いていますので男女別は当たり前です
ただ、どうしても男性の方が多い業界ですので、男性用トイレの数が十分足りているかは確認した方がいいです。
以前の職場は明らかに個室トレイが不足しており、トイレ待ち渋滞が発生してました。
工場は、全員一斉の始業、終業や休憩時間の場合が多く、トイレの時間帯が被りがちです。
瞬間的にパンクする傾向にあり、最悪の事態も過去ありました。
あの方が、あの後どうなったかは存じておりませんが、個室トイレが足りていればと今でも思い出します。
トイレの個数を増やすのはそれこそ大規模工事が必要かもしれませんが、足りるだけの数を確保できている会社は従業員のことを考えてくれていますね。
③:お客様用と従業員用のトイレ設備のグレードが違わないか?
最後のチェックポイントです。これは私がブラック企業に勤め出した初日で体験したことです。
それは、お客様用のトイレと従業員用のトイレのグレードがまったく別物だったのです。
この会社は情報漏洩の観点から、お客様エリアと従業員エリアを完全に分離しており、お互いのエリアに行く為には許可が必要でした。
面接の際にはお客様用トイレを使用したので、”綺麗なトイレ”だなと思ったのですが、初日に従業員用トイレに入ったら、”暗くて古くて汚い便器”が目の前にありました。たまたまそのトイレだけかと思い全てのトイレを確認しましたが、全て同じ”暗くて古くて汚い便器”でした。
お客様用と従業員用のグレードをココまで分けていると想像していなかったので、びっくりしました。
実体験からのアドバイスです、従業員用トレイをケチる企業は従業員を大事にしない企業です。
案の定、毎月人が辞めていく職場でしたので、定着率と相関があると思います。
3つの視点をお伝えしましたが、これらは面接や工場見学時に実際に確認して下さい。
目で見れない場合は、トイレの設備やおおよその個数を質問して下さい。
ちょっと変わった奴だと思われるかもしれませんが、入ってから後悔するよりましです。
トイレ以外の見分けるポイントを紹介
せっかくですので、”トイレ”以外のポイントも教えておきたいと思います。
一般的には、給与水準、年間休日数、福利厚生と言った、待遇面や社員にやりがいがありモチベーションをくれるような企業が良い会社です。これは間違いない点です。
これにプラスして、定着率と社員の年齢構成を確認して下さい。
定着率はネット検索で分かる企業もありますが、求人を出し続けている企業は採用してもすぐ辞める or そもそも採用に至らないケースなので参考になるかと思います。
年齢構成については、課長未満の中堅層が少ない会社だと良くない企業の可能性があります。
就職氷河期世代は採用自体控えており、加えて中途で採用しても辞めているパターンです。
結果的に課長世代の下が若手世代となった極端な年齢構成になってます。
従業員を会社の資産ではなく、コストとして考えている会社は、経営状態で採用を止めたり大量採用するので、年齢構成がいびつです。
面接や見学でなんとなくでも年齢構成を確認して下さい。
最後に
色々書きましたが、やはりトイレが一番確認しやすいポイントです。
トレイが綺麗だと全て良い企業とは限りませんが、少なくとも古くて汚いトイレの会社は避けた方がいいと思います。
会社=家と考えると、居心地がいい方が自分に合っている環境です。
トイレ以外にも自分のこだわりを考え価値基準を明確にしておきましょう。この基準があると働きたい環境が見えてくると思います。
企業を探しに長引くと、結局どんな所で働きたいのか分からなくなってきます。その時に居心地の良い場所を思い出すと、原点に戻れます。ぜひより良い人生を歩みましょう。
考えがまとまらない人は私からの個別アドバイスもできますのでご連絡をください。