こんにちは TOMです。
突然ですが、あなたは上司が嫌だと思っている行動を理解していますか?おそらくほとんどの人は「よく分からない」と答えるのではないでしょうか。
嫌だと思っていることをはっきり、フィードバックされている人はいないと思います。
特にハラスメントが問題となっている昨今、過剰な指示はパワハラと受け取られる可能性がありますし、日本人特有の「空気を読む」文化が、あえて言葉にしなくても伝わるだろうと考える上司を生みます。
ただ上司が嫌だと思う行動を続けていても正しく評価されないどころか評価を下げられる可能性があります。今回は上司が何を考えているのか分からない、仕事は頑張っているのに評価が良くないと言った悩みを抱える方に向け、「上司が嫌う部下のNG行動3選」を記事にしたと思います。
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上司が嫌うNG行動3選
①「報連相」をしない部下
私の記事に度々登場する「報連相」ですが、やはり上司から嫌われる行動は「報連相」をしないことです。最近では「雑相(ざっそう)・・・雑談+相談」と言う言葉に置き換わってきていますが、基本的に同じ概念です。
・(上司が)確認する前に状況を教えてほしい
・(上司が)依頼したことの経過や結果を教えてほしい
上司は、常に部下の状況やプロジェクトの進捗を知りたがっています。管理職以上の役職の場合、プレイヤーではなく(最近はプレイングマネージャーも増えてます)、マネージメントが主な仕事です。
その為、上司自身が仕事をする為には、部下からの情報が必要なアイテムとなります。
正しい判断ができるようにしたい事に加え、あなたの上司も更に上の上司に報告する義務があるので、「報連相」が重要になってきます。
報告・連絡・相談をしない、聞かれるまで答えない部下は上司から嫌われる可能性が高くなります。
②「主体性」がない部下
2つ目に嫌われる行動は「主体性」がない部下です。
・上司から指示される前に、自から手をあげてほしい
・困難な状況になった際に、どう対処すべきか意見して欲しい
・チームの先頭に立ち、引っ張って欲しい
上司は、部下に積極手的に仕事に取り組み、どんどん自分の意見を言って欲しいと思っています。上司は判断すべき範囲が広く、背景が分からない案件だと、正しい判断が下せない可能性があるからです。その際、あなたなりの意見を述べる事で、上司の判断精度を上げることができます。
また、上司は部下が先頭に立って周囲を引っ張る姿を望んでいます。自らの後任を選ぶ際にリーダーシップを発揮できる人間を選びたいと考えているからです。
しかし、指示があるまで動けないと部下を上司は指示しないと「主体性」のない人間として捉え、期待しなくなりますので注意して下さい。
③「人間味」がない部下
最後は「人間味」です。
・同僚や後輩の面倒を見て欲しい
・チーム全体がまとまるように動いて欲しい
・一人で仕事を抱え込まず、周りをうまく使ってほしい
上司は、作業は早くて正確だが、自分の範囲だけしか仕事をしない人間より、多少大雑把でも面倒見の良い「人間味」のある人材を求めています。
上司は会社全体の業績が良くなるようにしたいと考えています。その中でチーム一丸となって仕事に取り組めるよう、あなたに行動して欲しいと思っています。
次世代の育成から部署間調整といった雑多な業務を積極的に行うことで、あなたの評価は上がることでしょう。
ただ、その結果あなた一人に仕事が集中してしまうのは困ります。 それは上司のマネージメント不足に繋がるからです。 あなたには、自分の仕事を周りに振りながらサブリーダーとして、チームを回して欲しいと期待しています。
その為、周りを巻き込める「人間味」のない部下は上司から距離を置かれます。作業者としての評価はされるでしょうが、マネージャー以上の役職に上がる事は難しいでしょう。
上司が求めている人材になるために
上司が求めている人材になるために、あなたがまず出来ること、それは、積極的な会話です。
いきなりリーダーシップを発揮するのは難しいと思いますが、上司と雑談程度でも会話するよう努めて下さい。
上司の立場になると、一つの壁ができたように感じ結構寂しいものです。ひと昔前は「飲みにケーション」と呼ばれ、お酒の席が頻繁にあり、そこで上司と腹を割った会話がありましたが、今は時間外に飲みに誘うのも「ハラスメント」と呼ばれる時代です。
そんな時代にちょっとした雑談を行うだけでも、上司は喜びます。そして、少しづつ雑談ができるようになったら、報告や相談の頻度を増やして上司が求めている人材にステップアップしていきましょう。
そして、仕事はどんどん受けて下さい。 誰の仕事か分からないような案件でも、あなたが受けとって誰かにパスしましょう。実際にあなた自身が対応しないにしても、あなたを軽油した流れと言うだけで上司の見る目が変わります。
まとめ
上司が嫌うNG行動をまとめると、「人間味がなく、指示があるまで動かず、報告もできない」人材になります。要はロボットの様に言われたことだけを行う人間ですね。しかし、ロボット違い、時間的制約もあれば、ミスもあり、ロボット以上のメリットがありません。 それではロボットやAIに取って替わる人材になってしまいます。
そうならない為に、「報連相」を行い、「主体性」を持って行動し、「人間味」のある人間になって下さい。
上司は情報を求めており、適切な判断を下したいと考えています。問題が発生していない平時の時でも「問題ない」と言う報告を欲しいと思っています。
ましてや問題が発生した際は、素早く対処する為にも、報告がすぐに欲しいものです。ただ、部下の立場だと問題ある報告はしたくないものです、そのハードルを下げる意味でも日頃から上司とコミュニケーションを交わすようにしましょう。
また、上司は部下が自分の意思や判断で行動することも求めています。他者から指示を受けて動くのではなく、自分から積極的に行動しましょう。
最後に
上司も人間です。近寄り難い部下より、親しみのある部下の方が接しやすいと思っています。また時には判断を間違えることもあります。そんな時にそっとフォローしてくれる部下は助かります。
自分自身が上司だったらこんな部下がいると助かると思える部下にまずなりましょう。
そうする事で、いつかあなたが上司となった際、部下からの信頼が厚い上司となることでしょう。
多様化する時代、部下が求められる能力は多々ありますが、変わらないことは、上司と部下は人間同士の関係であると言うことです。
お互い信頼できる関係が構築できるよう、今回の記事が参考になれば幸いです。
私から仕事についてのアドバイスもできますので、お気軽にご連絡下さい。