履歴書や面接のポイント

面接
スポンサーリンク
スポンサーリンク

こんにちは、TOMです。

3つの大手製造業社と5つの工場を渡り歩いてきた私が、製造業向けの履歴書や面接時のポイントをお届けしたいと思います。

私自身は採用担当ではありませんが、応募者について合否に関わる意見を求められる立場ではあるので、参考にできる箇所があります。

正直な話し、採用側から見てどんな人が欲しいかと言うと、一緒に働きたいと思えるかどうかに尽きます。

能力や経験があっても一緒に働きたいと思われなければ不採用になります。

一緒に働きたいと思ってもらえる人は第1印象でほぼ決まります、面接前だけ猫を被るのではなく日ごろから内面を磨いておく必要があります。

合わせて読みたい

スポンサーリンク

製造業社応募履歴書のポイント

面接では第1印象が大事とお伝えしましたが、とは言っても履歴書の段階で落とされては、第1印象を見せる場もありません。

まずは、書類選考を通過する必要があります。

採用側が見ている履歴書のポイントを教えます。ズバリ「経験」です。次に「年齢」を見てます。

特に転職者の場合、この2つは重要にです。

未経験者歓迎、年齢不問での募集も増えてますが、応募者多数の場合は、経験があり若い人の方が書類選考を通過しやすいです。

全員書類選考を通過させて、面接で決めればいいじゃないか?と私は転職活動中思ってました。

ただ、採用側の事情が分かり、考えが変わりました。

書類選考~1次面接までは人事担当者、募集部署長の判断で決まる場合が多いです。

1次面接を通過したら、次は役員面接になるパターンです。

その役員達に「なぜこの子を通したのか」を聞かれた時に理由を説明する必要があります。

その理由説明に「経験」が一番効果的で簡単だからです。 なんとなくで通過させ、時間のない役員と面接させた、なんて言うと自分の評価に関わりますからね。

逆に未経験者でも役員に紹介してもいいと思えるようなポイントがあれば、書類選考を通る可能性は高まります。

例えば、開発部にずっと勤めてた人が営業に応募したい場合、開発ならではの使用方法を提案でき他の営業マンと差別化できるとかです。

次に「年齢」です。若い人の方がより長く勤められると言う理由もありますが、実際に配属される側の心情として、年上の部下や後輩ってものすごく気を使います。

特に年功序列や目上の人を敬う文化が強い製造業においては、年上過ぎるのは敬遠される傾向にあります。

経験豊富な40代後半の方が採用された事例がありますが、平社員での採用で課長以下全員年下の配属先でした。

雑用をさせるのは気が引けるけど、マネージャー的な仕事もさせられない雰囲気で腫れ物に触るような扱いをしていたら、1年ほどで退職されました。

求めているポジションと年齢が合わない例のひとつでしたね。

ある程度年齢が上でも、マネージャーやコーチングと言った経験を若手に教えられるポジションだと問題ないです。

スポンサーリンク

製造業社の採用面接のポイント

冒頭でも書きましたが、面接は一緒に働きたいと思える人かどうかを見る場です。

その為に大事な事が第1印象です。面接自体は30分ほどで終わりますので、第1印象が悪い場合覆すチャンスはほぼありませんので、最初に面接官に合う瞬間に全力を注いで下さい。

”不採用”の場合は開始2~3分でほぼ決まっていると言っても過言ではありません。

ただ、採用のボーダーライン上の方の場合、受け答えの仕方いかんで最後にやっぱり”不採用”のパターンもあるので気を抜いてはいけません。

製造業の場合、個の能力が際立っていても、良い物が作れるわけではありません。

チーム一丸となって、一つのものを作り上げるので良い物ができます。

その為、和を乱す因子を嫌います。職場の雰囲気に合わない人を採用して組織がバラバラになっては元も子もありませんので、一緒に働きたいと思えるかは大事なポイントです。

どのような第1印象が良いのか気になると思います。

それは自分が初対面の人と会った際にどんな人の第1印象がいいかを想像してもらうのが分かりやすいと思います。

爽やかで笑顔があり、挨拶や言葉遣いがしかっりしており、行動がキビキビしている人は印象がいいですね。

日頃から笑顔で挨拶することを習慣化すると印象が変わると思いますので、今からでも実践していきましょう。

それ以外のポイントとしては、受け答えです。

面接での質問自体に、あまり大きな意味はなくて、どう受け答えするかを見ているだけです。

目を見張るような経験や能力がなくて、自分の頭で自分の言葉で受け答えできれば大丈夫です。

自分の言葉とは、面接対策本に載っているような答えを暗記するのではなく、自分の価値観を持って受け答えすることです。

例えば、志望動機を聞かれた際に「御社の企業理念に共感~~」はよくある答えの一つですが

「逆に共感できない企業理念ってどんなの?」って聞かれたとします。

応募した企業の理念しか調べず、模範解答を暗記しているだけではとっさの質問に答えがでず、フリーズしてしまいます。

このフリーズが一番やってはいけない状態です。考えた事がないなら、「考えた事がない質問で今は答えが見つかりません」でも言った方が、まだマシです。

ここでのベターな回答としては、「全ての企業理念を調べてないので、即答はできませんが、私自身は〇〇〇な理念だと共感できないと思います」と言った、自分自身の価値観で出した結論を伝えるべきです。

面接官が知りたいのは、”この子が共感できる企業理念がどんなのか?”に興味があるのではなく、とっさの質問にどう返してくるか、その返し方の価値観が一緒に働きと思えるものかが知りたいのです。

なので、とっさの返したがうまくできたとしても、その価値観が企業と合っていなければ、不採用になるかもしれません。

ただ、だとしても自分の頭で考え、自分の言葉で伝えることで他の応募者より一歩リードした状態になれます。

スポンサーリンク

採用面接でのよくある失敗3例

ここで、自己PRや面接での受け答えでよくある失敗例を3つ紹介します。

①自分の経歴や資格自慢タイプ

よくある失敗例の一つめとして、経歴や資格を自慢するタイプが挙げられます。

実は私も転職活動を始めた頃はこれでした、「最初の会社が誰もが知る大手製造業社」だったので、大手で売り上げに貢献したことを全面に押し出し、自分がどれだけすごい人間なのかをアピールしまくりました。結局書類選考すら通らず、落ち込んだ日々を思い出します。

採用側の求めている情報と、応募者が知ってほしい情報がアンマッチしているので書類選考も通らないのです。

また、このタイプでよくあるのは、自分に自信はあるので口ばっかり達者で、面接も小手先のテクニックでかわそうとする事です。ただ、採用官にはそれがバレバレなので、普通に落とされます(笑)

②自信がないタイプ

次は、逆に自分の経歴や経験に自信がないタイプの失敗例です。

募集している企業に取って役立つ経歴や経験をしているにもかかわず、自分に自身がない為、あたり触りのない自己PRや受け答えを行ってしまい落とされるパターンです。

このパターンの人たちは自己肯定感が低いので、自分ができることは周りもできると考えがちです。

確かに医者になる人にとって医師免許を持っている事はあたり前ですので、わざわざ自己PRさえしないと思いますが、製造業社へ入社したい人で医師免許を持っていたら、十分PRしていいポイントです。それで受かるかは別ですが、間違いなく注目は浴びます(笑)

募集している企業に何が刺さるポイントかは分からないので、ありきたりそうでも、どんどんアピールすべきです。

ただ、その際に企業がどういった人材を求めているのかを調べておく必要はあります。

例えば、医師免許を例にとると、医療機械を作るメーカーの開発部の募集だと医者目線を持つ開発者はかなり稀有な存在となります。

③視野が狭くなっているタイプ

最後は、イメージが偏った失敗例です。

企業調査が進んでいくと、その会社への妄想が膨らんでいき、「自分が働いているシーン」 、「上司、同僚の人物像」、「通勤風景」などの勝手な思い込みができてきます。

その偏った思い込みのまま、自己PRや面接に向かうと、採用側の求めている情報と、応募者が伝えたい思いがアンマッチしてしまいます。痛い子として落とされる可能性もあります。

企業調査は大事ですが、あくまで自分の価値観に合った企業かを見極める為に使い、冷静な気持ちで臨みましょう。

思いれが強くなり過ぎると落ちた場合の反動も大きくなります。

最後に

色々書きましたが、やはり一番は一緒に働きたいと思えるかどうかに尽きます。

能力や経験があっても一緒に働きたいと思われなければ不採用になります。

一緒に働きたいと思ってもらえる人は第1印象です、日ごろから笑顔で挨拶をし、丁寧な言葉遣いを心掛けましょう。

また、どんな質問にも動じない自分の価値観を明確にしておきましょう。この価値観があると企業選びでブレる事は減り、履歴書や面接で伝えたいメッセージがはっきりしてきます。

また、価値観がしっかりできていると、こちらからの質問事項も具体性が出てきます。

履歴書の書き方や、面接に不安のある方は私からのアドバイスもできますのでご連絡下さい。

スポンサーリンク
面接
スポンサーリンク
TOMをフォローする
タイトルとURLをコピーしました